WEBブランディング､企業のブランディング戦略ならMDC

株式会社アイテムは、お好み焼き専門店「ごっつい」を都内に19店舗、海外（ロサンゼルス）に1店舗出店している飲食事業を展開されている企業です。

本プロジェクトにおける初期のご相談内容の1つ目は、従来のお好み焼きではない、新ジャンル（新ブランド）の飲食店事業の立ち上げに際し「スタッフを増員するために、WEBサイトを活用して採用を強化したい」というピンポイントなオーダーでした。また2つ目オーダーは、これまではクライアントの社内スタッフや複数の制作業者にて行っていたことにより複雑化していた「WEBサイトの管理や運用を一本化し、業務効率化も図りたい」というものでした。

今回のWEBブランディング強化プロジェクトおいてキーとなったのは、新事業での人材募集ということが理由でしたが、本プロジェクト着手前までは、お好み焼きブランド「ごっつい」のサービスサイトのみでWEB展開していたためどうしてもそのサービスサイトから新事業の人材募集を募ることは難しい状況であったことでした。そのため今回のWEBブランディング強化プロジェクトにおいては、より企業の顔（理念や経営方針等）を周知させるための、サービスサイトのリニューアルだけではなく、別途にコーポレートサイトの新規構築も行いました。

これにより、本プロジェクトにおけるMDCのサービスは「コーポレートサイトの新規構築」「サービスサイトのフルリニューアル」「サイト運用・管理方法の改善」という3つとなりました。

まずは、コーポレートサイトの開発から着手。プロジェクト開始当初からクライアントの方で、常に念頭に置かれていたのは「シンプル」というものでした。これをコーポレートサイト開発における軸とし、WEBサイトとしての完成度を高めるための施策を密なヒアリング、ディスカッションにより導き出して行きました。

その答えとして生み出されたのが、ブロック構造のTOPページを採用した「シンプル且つ機能美も兼ね備えたサイトデザイン」でした。画一的なWEBサイト構成では「シンプル」というキーワードが時に足かせとなってしなうケースもありますが、ブロック構造を採用し、リンクとなる個々のバナーに特徴を持たせることにより、シンプルな構成にプラスαを加えた印象的なTOPページが完成しました。また、今後の新規事業展開時においても、ブロック構造であれば美観を損なわず、最小限のコストで柔軟にカスタマイズすることが可能であることも採用のポイントとなりました。

～ブランディングの根幹に基づいた、キービジュアル選定～

これまでのクライアントの企業イメージは、メイン事業である「お好み焼き」という庶民的で、どちらかと言えば商店的なイメージを想起してしまう、ということが否めませんでした。しかしコーポレートサイトにおいては、これまでのブランドイメージに配慮はしながらも、マイナスのみに働いてしまうブランドイメージをいかに払拭するとともに新たな企業イメージやブランドイメージを発信するか、という視点からキービジュアルの選定は行いました。

今回のキービジュアルにおいて採用となったのは「目玉焼き」でした。同社の経営理念である『しあわせ連鎖』というキーワードから〈飲食（家庭の味）と幸せ（あたたかで柔らかい）のモチーフ〉として卵（目玉焼き）を用いることによって、クライアントが思い描いているブランドイメージにピタリとマッチしているだろうとMDCが考えたためです。

これが見事、社長様に気に入っていただき、即採用となりました。同社の「飲食事業を軸に、人々のしあわせを繋いでいく」という理念を端的に表現しており、コーポレートサイトの開発キーワードでもあった「シンプル」というコンセプトにもマッチしていると言うことで、とても気に入っていただくことができました。

また、次の新規事業（鉄板焼き店）にも「目玉焼き」のモチーフが採用されており、経営理念や企業の軸となる要素を真摯に見つめ直すというブランディングの基本を忠実に再現できた結果であるとMDCでは考えています。

その他、サービスサイトのリニューアルも完成し、併せてCMS（コンテンツ・マネジメント・システム ※ブログ感覚でWEBサイトを更新できるWEBシステム）も導入したことにより、更新メンテナンスのスピードとともに運用面での改善課題もクリア致しました。また、これまで複数の業者を利用していたことによる管理課題においても、ドメイン、WEBサーバ、メール等のMDCによる一元管理を実現し、お客様の運用・管理面でのストレス軽減に成功しています。

間もなく始まる新規事業においても、開発から運用・管理、またWEBプロモーションでのお手伝いもMDCで行っていく予定であり、これからもMDCでは様々な側面からのサポートを行い、アイテムブランドの発展に貢献していきます。